蜂の巣の駆除

公開日 2009年06月01日

更新日 2015年02月25日

市では、蜂の巣駆除業者を紹介しています

 毎年春から秋にかけて、蜂の営巣活動が活発になり、住民の皆様から宅地内等での蜂の巣駆除のご相談を承りますが、蜂の巣駆除につきましては、その土地の所有者または管理者の方にお願いしています。
 また、蜂の巣駆除の費用はご依頼者の負担となりますので、業者と十分打合せをした上で駆除を依頼してください。

【駆除業者のお問い合わせ】

    埼玉県害虫防除事業協同組合(電話:048-854-4817)

【防除・駆除方法等の相談】

    埼玉県ペストコントロール協会(電話:048-854-2890)

(注)羽生市の管理地が原因の害虫に関しては、各担当課へご相談ください。

蜂の対処及び駆除方法などについてご紹介します

市内に生息する蜂は、主に次の3種類です。この3種類の蜂の巣の駆除方法についてご紹介します。

  1. アシナガバチ 体長15mm
  2. ミツバチ   体長13mm
  3. スズメバチ  体長22〜27mm

 蜂には攻撃的な種類と、攻撃性が比較的低い種類の蜂がいます。スズメバチのように攻撃的な蜂の巣の駆除は専門業者に依頼する必要がありますが、アシナガバチのように攻撃性が比較的低い種類の蜂の巣の駆除は、家庭でも駆除ができる場合があります。

(注)ご自身で駆除する場合は、自分および周囲の安全に細心の注意を払いつつ、自己責任で実施してください。

1.アシナガバチ

アシナガバチの写真アシナガバチの巣の写真

特徴

 家のヒサシの下などに灰色の蜂の巣をつくります。
 巣は、ジョ−ロの先やシャワ−の先のように穴がたくさんあいているのが特徴です。
 また、アシナガバチは後ろ足が長く、フワフワと飛んでいることが多いのも特徴です。

対策

 アシナガバチは危険度が比較的低いので、極端に近づいたり、巣をたたいたりして刺激しなければ刺すようなことはありません。また、顔のそばに飛んできても手で払うようなことをしなければそのままどこかへ行ってしまいます。
 やむを得ず巣をとる場合は、次の方法で駆除すれば、家庭でもできますができれば専門の業者にお願いしましょう。

準備

 用意するものとしては、スプレ−式の殺虫剤で、蜂用の噴射力の強いものが便利です。
 服装は用心のため長袖、長ズボン、手袋、頭には帽子、または大きめのタオルをかぶりましょう。服の色は、蜂が好まない白っぽいものが良いでしょう。

駆除方法

 駆除をする時間帯は、朝方、太陽が昇る前が良いでしょう。
 殺虫剤は巣に数秒間噴射し,様子を見てください。しばらくすると蜂は地面に落ちたり、どこかへ飛び去って行きます。巣に蜂が残っている様であれば、もう一度殺虫剤をかけます。蜂の巣に動きが無くなったら、棒などで巣を取り除き、ポリ袋に入れ、ゴミとして処分してください。
 なお、その場所に別の蜂が今後も巣を作る可能性がありますので、時々その付近を見ましょう。

2.ミツバチ

ミツバチの写真ミツバチの巣の写真

特徴

 攻撃性も低く、刺激を与えなければ攻撃してきません。
 春から初夏にかけての巣別れ(分封)のときは、大群で移動し、樹木の幹や家のブロック壁などに、蜂が群がることがあります。

対策

 ミツバチは群れの数を増やすために、古い女王蜂が多数の働き蜂を連れて、新しい巣を作るために飛び立ちます。適当な営巣場所を見つけるまで、2日ぐらい軒下や樹木などに留まりますが、危害を加えなければ襲ってくることはありません。いなくなるのを待ちましょう。
 ミツバチが巣を作った場合は、巣の場所にもよりますが、蜂の数が多いので、専門業者に依頼したほうが良いでしょう。

3.スズメバチ

スズメバチの写真スズメバチの巣の写真

特徴

 スズメバチは大変危険な蜂です。
 体長22mm〜27mmほどあり、蜂の種類としては、大型で攻撃性もあります。
 巣の特徴としては、樹木に茶色で縞模様の巣をつくることが多く、形は、野球のボールかラグビーのボールのように丸形か楕円形をしており、出入り口は1個のことが多くみられます。

対策

 スズメバチは特に攻撃性・威嚇性が高いですが、巣に近づいた場合にのみ警戒攻撃態勢をとるようですので、巣には近づかないようにして下さい。うっかり近づいた時には、蜂を刺激しないように、ゆっくりその場を離れてください。
 刺されるとショック症状を起こし、入院する事もあります。駆除は専門の業者にお願いしましょう。

蜂に刺されないようにするには

  1. 巣に近づかない、巣に石を投げたり、つついたりして蜂を刺激しない。
  2. 巣の前を急いで横切ったり、振動を与える等の急激な動作を避ける。
  3. 巣の近くで芳香のある香水、ヘアスプレ−、その他化粧品を使わない。また虫除けの超音波装置も蜂を刺激するので身につけない。
  4. 純毛製品や黒い衣服は、刺されやすく、白っぽい服の方が安全度は高い。
  5. 蜂がいる場所で、熟した果実やジュ−ス等甘味料を飲まないこと。
    (蜂は、木の樹液や、甘いものに集まってきます。)
  6. 洗濯物をとりいれる時は、蜂が潜んでいないかよく点検する。
  7. 駐車中の自動車の窓は、必ず閉めておく。
  8. 野外活動中にスズメバチ類の巣と突発的に遭遇し、見張りの蜂に威嚇や 攻撃を受けた場合、大声で騒いだり、腕でハチ類を追い払う事は厳禁です(蜂は左右や急激な動きに敏感なため)。 頭(黒色)を隠し、姿勢を低くして巣からゆっくり離れる事が重要です。

蜂との上手な付き合い方

 「蜂」は、場合によっては害虫でもあり、場合によっては、益虫にもなります。  害虫の自然発生をおさえ、自然界のバランスを保つ重要な役割をになう、いわば、緑を守るパトロール隊です。蚊やハエ、その他いろいろな虫を食べてくれています。
 人間に害のないところに巣を作っていたり、飛んでいるだけの場合は、そっとしておいてやりたいものです。
 できることなら、人と「蜂」は、仲良く共存していきたいものです。

 

お問い合わせ

経済環境部 環境課
住所:埼玉県羽生市東6丁目15番地
TEL:048-561-1121
FAX:048-561-6380