公開日 2009年06月01日
更新日 2015年02月25日
幸せのエコレシピ
当グループでは、廃棄物の減量の一環としてエコクッキングの実習を行いました。
今回は、お茶がらをつかった健康的なものを考えてみました。
お茶がらを料理に使うと「味はどうなの?」と疑問になりますが、実際に試食すると、お茶の味どころか風味もあまりせず、本来の料理の味にお茶の緑色が加わったきれいな色合いに仕上がりました。
これまでどちらかというとお茶がらは捨ててしまうもの、食するにはほど遠いイメージでしたが、食物繊維などを含む、とってもヘルシーなものです。
今回のレシピ
お茶がらチャーハン(4人分)
材料
茶がら(緑茶)大さじ2、冷ご飯茶碗4杯、卵1個、にんじん(皮付)40g、玉ねぎ80g、青ねぎ又は大根葉20g、干しえび又はハム40g、ごま油又はサラダ油大さじ2、しょうが少々、塩小さじ1、こしょう少々、しょうゆ大さじ1
作り方
- 具はすべてみじん切りにする。
- フライパンを熱し、ごま油を入れ、しょうが・具の順にいため、お皿に移す。
- 再びフライパンを熱し、といた卵を入れ、半熟になったらご飯を入れていため、塩・こしょうを加える。(ご飯は電子レンジで温めて、卵かけご飯のようにしておくとよくほぐれる)
- (3)に(2)を入れていためる。火を止める間際にしょうゆを入れ、手早く混ぜ合わせ、器に盛ってできあがり。
お茶がらパンプキンスープ(4人分)
材料
茶がら(緑茶)大さじ2、牛乳又は豆乳500cc、かぼちゃ小玉1/2
作り方
- かぼちゃを適当な大きさに切る。
- 鍋に牛乳を入れ、かぼちゃを入れて煮込む。
- 途中でかき混ぜながらかぼちゃをつぶす。
- 最後にお茶がらを入れ、器に盛ってできあがり。
お茶がらは前もってすりつぶすかペースト状にすると料理しやすいです。
お茶を入れる前又は入れた後にミキサーにかけるだけで簡単につくれます。
だいこんサラダ(4人分)
材料
大根1/3本、大根の葉、にんじん30g、ハム30g、りんご1/3個
作り方
- 大根とにんじんは皮をむき、薄切りにして千切りにする。(皮はかき揚げへ)
- 大根の皮、にんじんの皮、大根の葉をレンジで1分温めるか、さっと湯通しし、大根の葉を軽く絞って千切りにする。
- ハム、りんごは皮つきのまま千切りにする。
- (1)と(2)と(3)を混ぜ合わせてドレッシングをかける。
サラダオイル、酢、しょうゆ、こしょう、みりんを適量混ぜてお好みのドレッシングでお楽しみください。
お茶がらと野菜の皮のかき揚げ
材料
茶がら(緑茶)30g、にんじんの皮、大根の皮20g、干しえび5g、しその葉5枚、卵黄1個、片栗粉少々、小麦粉30g、油
作り方
- にんじん、れんこん、しその葉、大根の皮を千切りにする。
- 茶がらは電子レンジで乾燥させる。(約5分)
- (1)と(2)をまぜて小麦粉をまぶす。
- てんぷらの衣(冷水25cc、小麦粉30g、卵黄、片栗粉)をつくる。
- (3)に(4)をまぶし、180℃の油で揚げて、できあがり。
野菜の皮はいろいろアレンジしてみてください。今回使用した野菜の皮はにんじんとだいこんです。
これは、大根サラダを作った過程で生じたものを使用しました。
お茶がら蒸しパン
材料
牛乳200cc、酢100cc、砂糖200g、重層20g、小麦粉300g、卵2個、はちみつ大さじ3、レーズン適量、、お茶がら適量
作り方
- レーズン、お茶がら以外の材料をよく混ぜる。
- 蒸し器に、ぬらしたふきんをしいて(1)を入れる。
- 中で蓋から水滴が落ちないようにふたに乾いたふきんを巻きつけて(2)に蓋をする。
- 強火で蒸し始め、2〜3分たったら蓋をあけ、(3)にレーズン、お茶がらを手早くちらす。
- 再び蓋をしめ、強火で25分、弱火で25分蒸す。(途中で蓋を開けない)
- 火を止めてふきんごと取り出し、お皿にもってできあがり。
今回の成果
今回の実習では、都合12人分の料理を作りましたが、食事1回分のボリュームはありました。
そして後片付けが終わり、今回出たごみは全部で約680gでした。
これは、ハム等の包装やどうしても使えなかった卵の殻などで、1人分にすると約56.7gでした。
普段廃棄しているお茶がらや野菜の皮等を料理して食したことを考えると、半減させることができたのではないかとの印象を受けました。
お茶がらや野菜の皮を食してヘルシーに、そして廃棄物も減量できたことを考えると、有意義な実習となりました。
■作った料理
■ごみの量