ごみ減量研究グループ:牛乳パックではがき作り実習

公開日 2009年11月01日

更新日 2015年02月25日

牛乳パックから和風なはがき

 当グループでは、廃棄物の減量の一環として牛乳パックからはがきを作る実習を行いました。
 当市では、牛乳パックは資源として市民の皆様から回収し、最終的にはトイレットペーパーなどにリサイクルされていますが、実は牛乳パックは、表面のコーティングしてある部分をはがすと良質のパルプが使われています。
 これを使って手作りの紙を作りました。厚みを変えるよって「はがき」や「しおり」など、アイデア次第でいろいろなものが作れそうです。

エコクッキング実習 つくったもの

 

 

用意するもの

 

 

 

(中には工夫次第で他の物が使えるものもあります)
 ○牛乳パック   ○スプーン   ○パット(トレイ)
 ○ボール(料理用)  ○新聞紙   ○はがき大の木枠
 ○水切り用ざる   ○板   ○さらし(ガーゼふきん)
 ○コップ   ○でんぷんのり   ○ステンレスメッシュ
 ○計量カップ   ○ミキサー   ○もち焼き用網

作り方

1.牛乳パックは中をよく洗ったあと、水分を含みやすくするため適当な大きさ(2〜3枚)に切って、水の中に一晩ひたしておく。(10〜20分位煮てもよい。)
2.つけておいた(又は煮た)牛乳パックを手もみ洗濯する要領でよくもみ、裏表ともビニールコーティングしてある部分をはがす。
3.2の「白い紙部分」だけを、水をはったボールに入れ、ミキサーにかけやすいよう小さくちぎる。
4.小さくちぎった紙を、多めの水と一緒にミキサーにかけて、一回目の「かくはん」をする。(紙が細かくなるまでやや時間をかけて)
5.ざるをボールの上において4のかくはん液を流し込み、水分をよく切る。どろどろした状態のものを両手でぎゅっとしぼり、だんご状にする。(はがき1枚分はピンポン玉くらい。1000ccの牛乳パックなら5枚分程度)
6.5のだんご状のものに、でんぷんのりと水を加え、3〜4分ミキサーにかける。(はがき1枚分(ピンポン玉1つ分)あたり、でんぷんのりが小指半分、水は約500cc程度)
※ のりは、『でんぷんのり』を使用してください。一般的なチューブに入った糊でも、合成化学のりがあるようです。この場合、ミキサーにかけると泡立ってしまい、手すきをする際に作業しづらくなります。
7.ミキサーでかくはんしている間に、網の上にメッシュを置き、その上に木枠を置く。(手すきの準備)
8.水をはったパットの中に木枠を浮かし、6の液をかくはん後すぐに静かに流し込む。
9.水の中で木枠を水平にこまかく振り動かして、厚さを均等になるよう調節し、容器から上げて水を切る。
※ ハガキに押し花などを入れる場合はここですきこみます。
※ ここであまり長く手すきを行うと、のりが水に溶けだしてしまい、後でしっかり固まらなくなりますので、できるだけ手早く行います。

10.9の木枠をそのままさらしの上に置き、木枠を静かにはずして上からもう1枚のメッシュをかぶせる。
11.新聞紙またはタオルをのせ、さらに板をのせて、体重をかけながら水分を取る。
新聞紙に挟んだままそっとひっくり返し、上から押さえて水分を取る。新聞紙を新しいものに取り換えながら、何度かに分けて水分を取る。
12.早く乾かしたいときは、さらしをつけたままアイロンをかける。
13.最後に、上のさらしを静かにはがし、直射日光が当たらないように陰干しする。
いろいろな柄のはがきを作ってみました。
季節の花などを押し花にしてすきこむと鮮やかになります。

 

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