公開日 2011年11月17日
更新日 2020年09月24日
公共施設における重点的な空間放射線量の測定について
市では、公共施設 65施設 347箇所(小・中学校14施設、公立保育所6施設、都市公園38施設、農林公園、公民館グラウンド6施設)の比較的放射線量が高いとされている場所の空間放射線量の測定を実施しました。
その結果、すべての箇所で国が定める基準値未満となりました。
測定方法等
測定位置 | 地上1メートルで測定 |
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実施時期 | 平成23年11月7日〜平成23年11月14日 |
測定機器 | シンチレーション式サーベイメータ Mr.Gamma A2700型(日本製:クリアパルス(株)) |
測定場所 | 側溝や排出口、植栽、砂場、低地など |
測定結果
文部科学省が策定した「当面の福島県以外の地域における周辺より放射線量の高い箇所への対応方針」及び「放射線測定に関するガイドライン」で除染を行う上での目安としている、周辺より放射線量の高い箇所(地表から1メートルで毎時1マイクロシーベルト以上高い地点)はありませんでした。 また、測定した全ての箇所で国際学術組織である国際放射線防護委員会(ICRP)が定める1年間に浴びる放射線の基準「年間1000マイクロシーベルト(毎時0.19マイクロシーベルト)」未満となりました。 |
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参考までに測定しました地上1センチメートル、50センチメートルのすべての箇所でも、基準値未満となりました。 | ||
各施設の測定結果(最高値)につきましては、下記をご覧ください。 | ||
小中学校(PDF 45KB) | ||
公立保育所(PDF 27KB) | ||
都市公園(PDF 108KB) | ||
公民館グラウンド(PDF 31KB) | ||
キヤッセ羽生(PDF 15KB) |
除染についての考え方
測定結果が地表から1メートルで毎時1マイクロシーベルト (文部科学省が示した除染等の速やかな対策が望ましいとされている基準値)を超えた場合、汚染物の除去や側溝の洗浄などの除染作業を行います。
関連情報
福島県以外の地域における周辺より放射線量の高い箇所への文部科学省の対応について(平成23年10月21日)
用語
単位
Sv: シーベルト | 放射線の身体影響を表す単位 |
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mSv: ミリシーベルト | シーベルトの千分の一の単位 1mSv=0.001Sv |
μSv: マイクロシーベルト | シーベルトの百万分の一(ミリシーベルトの千分の一)の単位 1μSv=0.001mSv=0.000001Sv |
Bq: ベクレル | 放射性物質が放射線を出す能力を表す単位 |
/h: パーアワー | 一時間あたりを表す記号 |
/年: パー年 | 一年間あたりを表す記号 |
/kg: パーキログラム | 1キログラムあたりを表す記号 |
年間換算値
各地点の測定値から、計算式を用いて年間換算値を算出したものです。
計算は独立行政法人放射線医学総合研究所から提供されている、「放射線被ばくに関する基礎知識 第6報」内「発表された空間線量に照らし合わせた放射線量の計算の例」で使用されている計算式を元にしております。
((測定値×8時間[屋外にいる想定時間])+(測定値×0.4[屋内低減係数]×16時間[屋内にいる想定時間]))×365日=年間換算値(マイクロシーベルト) |
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