公開日 2012年02月23日
更新日 2015年03月18日
第2回公共施設における重点的な空間放射線量の測定について
市では、公共施設 65施設 347箇所(小・中学校14施設、公立保育所6施設、都市公園38施設、農林公園、公民館グラウンド6施設)の比較的放射線量が高いとされている局所的な場所(ホットスポット)の空間放射線量の2回目の測定を実施しました。
その結果、すべての箇所で第1回目と同様に市及び国が定める基準値未満となりました。
羽生市の公共施設における放射線量の測定・除染等の対応方針
市では「公共施設における放射線量の測定・除染等の対応方針」を策定しました。この対応方針に基づき、市民の皆様の安全・安心を確保するため、引き続き市内の公共施設等の空間放射線量の測定を進めていきます。
・公共施設における放射線量の測定・除染等の対応方針(PDF 175KB)
※ | 文部科学省が策定した「当面の福島県以外の地域における周辺より放射線量の高い箇所への対応方針」では、除染を行う上での目安を、周辺より放射線量の高い箇所(地表から1メートル高さの空間線量が毎時1マイクロシーベルト以上高い箇所)としておりますが、当市の除染の目安はそれより厳しく施設利用者により、地表からの高さを1cm、50cm、1mと分けて考え、更に、放射線量も周辺よりではなく毎時1マイクロシーベルト以上高い地点と定めております。 |
測定方法等
測定位置 | 地上1cm、50cm、1mで測定 |
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実施時期 | 平成24年2月6日〜平成24年2月10日 |
測定機器 | シンチレーション式サーベイメータ Mr.Gamma A2700型(日本製:クリアパルス(株)) |
測定場所 | 側溝や排出口、植栽、砂場、低地などの局所的に放射線量が高いとされている箇所 |
測定結果
・市が策定した「羽生市の公共施設における放射線量の測定・除染等の対応方針」で除染を行う上での目安としている、局所的な放射線量の高い箇所(毎時1マイクロシーベルト以上高い地点)はありませんでした。
また、測定した全ての箇所で国際学術組織である国際放射線防護委員会(ICRP)が定める1年間に浴びる放射線の基準「年間1000マイクロシーベルト(毎時0.23マイクロシーベルト)」未満となりました。
※測定しました地上1cm、50cm、1mのすべての箇所で、基準値未満となりました。
・各施設の測定結果(最高値)につきましては、下記をご覧ください。
小中学校(PDF 68KB) | 第1回目結果はこちら(PDF 75KB) |
公立保育所(PDF 59KB) | 第1回目結果はこちら(PDF 64KB) |
都市公園(PDF 81KB) | 第1回目結果はこちら(PDF 106KB) |
公民館グラウンド(PDF 60KB) | 第1回目結果はこちら(PDF 66KB) |
農林公園(キヤッセ羽生)(PDF 52KB) | 第1回目結果はこちら(PDF 53KB) |
除染についての考え方
当該施設の敷地の側溝や排出口、植栽、砂場、低地などの周辺より比較的放射線量が高いとされている局所的な場所(ホットスポット)の放射線量が毎時1マイクロシーベルト以上高い箇所があった場合については、除染を実施するものとする。
ただし、上記の測定の高さについては次のとおりとする。
【測定の高さ】
【機種依存文字】 中学生以上が利用する施設の局所的な箇所
・測定の高さ:地上高:1m
【機種依存文字】 小学生以下が利用する施設の局所的な箇所
・測定の高さ:地上高:50cm
【機種依存文字】 こどもが接する機会が多い局所的な箇所
・測定の高さ:地上高:1cm
用語
単位
Sv: シーベルト | 放射線の身体影響を表す単位 |
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mSv: ミリシーベルト | シーベルトの千分の一の単位 1mSv=0.001Sv |
μSv: マイクロシーベルト | シーベルトの百万分の一(ミリシーベルトの千分の一)の単位 1μSv=0.001mSv=0.000001Sv |
Bq: ベクレル | 放射性物質が放射線を出す能力を表す単位 |
/h: パーアワー | 一時間あたりを表す記号 |
/年: パー年 | 一年間あたりを表す記号 |
/kg: パーキログラム | 1キログラムあたりを表す記号 |
年間換算値
各地点の測定値から、計算式を用いて年間換算値を算出したものです。
計算は独立行政法人放射線医学総合研究所から提供されている、「放射線被ばくに関する基礎知識 第6報」内「発表された空間線量に照らし合わせた放射線量の計算の例」で使用されている計算式を元にしております。
((測定値×8時間[屋外にいる想定時間])+(測定値×0.4[屋内低減係数]×16時間[屋内にいる想定時間]))×365日=年間換算値(マイクロシーベルト) |
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