公開日 2015年03月10日
更新日 2022年04月19日
『地域福祉』とは
年齢や性別、障がいの有無などに関係なく、誰もがいつまでも住みなれた地域で安心して生活できるよう、住民・地域の団体・民間企業・福祉サービス事業者・行政等が協力し合って、地域のさまざまな活動を活性化し、一人ひとりが自立した生活を送ることができる地域社会を実現する取り組みのことです。
どうして『地域福祉』が必要なの?
地域社会の変化
・少子高齢化・核家族化・価値観の多様化・複雑化・複合化に伴い、近所付き合いなどの地域の支え合いが希薄化
多種多様化する社会問題
・ひとり暮らし高齢者の閉じこもりや8050問題、子育て家庭への支援、緊急時の避難体制の確立など
■対応するためには…
・従来の公的なサービスだけでは補いきれない
・身近な地域社会で住民の生活課題を解決する『地域福祉』が必要
市民一人ひとりが安心して暮らせるためには行政からの公的サービスに加え、地域の人たちがお互い助け合い、支え合うこと=市民、団体、事業者、行政の協働による新しい福祉『地域福祉』が必要です。
『地域福祉』を推進していくためにはどうしたらいいの?
〈自助〉〈共助〉〈公助〉の3つを組み合わせた視点が重要となります。
種類 | 自助 | 共助 | 公助 |
対象 | 市民 (自分・家族) |
地域 (自治会、民生委員・児童委員等) |
行政 (市) |
内容 | 一人ひとりの市民が自己努力で対応 | 隣近所や地域による助け合い・支え合いで対応 | 自助や共助では解決できないものを行政が支援 |
役割 | 市民一人ひとりが、個人を大切にし、何よりも先ず、個人が地域の中で自立することが大切です。 | 各種団体が連携し、個人や家庭では対応が難しい地域の問題に積極的に対応していくことが期待されます。 | 市民や地域活動団体、関係団体等の自主的な活動を促し、地域福祉の向上を図り、福祉施策を総合的に進めます。 |
例えば、震災時に、自分や家族を守るのが自助であり、自分ひとりでは対応できない状態になったときに頼るのが共助です。共助は、自分が可能ならば参加する意識が前提となります。そして、最後に公助が支援に加わります。
それぞれの役割の中で、最も大きな鍵を握っているのが、市民の皆さんの自助なのです。私たち一人ひとりが、地域社会の中で、自立するという自覚を持つことが大切です。
『地域福祉』を推進するためには、どんなことをしていけばいいの?
①意識啓発と担い手づくり
・自治会などのイベントや、各種ボランティア活動などへ積極的に参加しましょう。
・市の広報紙やホームページなどをみて、市政やイベントなどの情報を収集しましょう。
②助け合い・支え合いの仕組みづくり
・”おはようございます” ”こんにちは” など、気軽にあいさつを交わすようにしましょう。
・近所の人と困ったことについて、相談し合える関係を築きましょう。
・ボランティア団体などの活動に参加してみましょう。
③安全・健康や介護・安心に暮らせる環境づくり
・健康や介護予防に関する正しい知識を持ち、体力維持のため活動的な生活を送りましょう。
・災害時に備え、非常時持ち出し品の準備や地域の防災訓練に参加しましょう。
④サービスを適切に受けられる体制づくり
・市の相談窓口の情報を確認しておきましょう。
・困ったことがあるときは、地域の民生委員・児童委員などに迷わず相談しましょう。
・サービスについて知り、自らに適したものを選びましょう。
誰もが住みなれた地域で、安心して自立した生活が送れるような社会を実現していくため、私たち一人ひとりが、地域を担う一員であるという自覚を持って取り組んでいきましょう。
第3期羽生市地域福祉計画及び地域福祉活動計画について
少子高齢化、核家族化、価値観の多様化・複雑化・複合化により生活環境が変化する中、近所付き合いを始めとした地域における支え合いが薄れてきています。そこで、市民、団体、事業者、行政などが協働して、誰もが安心して暮らせる地域をつくるため、社会福祉法第107条に基づき「第3期羽生市地域福祉計画及び地域福祉活動計画」を策定しました。
第3期では、羽生市が策定する地域福祉計画と羽生市社会福祉協議会が定める地域福祉活動計画(行動計画)を一体的に策定しています。
・ 第3期羽生市地域福祉計画及び地域福祉活動計画【計画書】 第3期羽生市地域福祉計画及び地域福祉活動計画[PDF:3.89MB]
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