公開日 2016年08月17日
更新日 2016年08月18日
「えせ同和行為」とは
人々の同和問題に対する理解不足に乗じ、同和問題を口実にして、企業・個人や行政機関などに対して行われる不法・不当な行為や要求を指します。
こうした行為は、あたかも差別解消運動であるかのように見せかけて行われることが多いため、同和問題に関する誤った認識を植え付け、偏見や差別意識を助長することにつながる恐れがあります。また、これまで永年にわたって努力してきた同和問題解決のための啓発活動や教育の効果を覆すものでもあります。
「えせ同和行為」は、同和問題を解決するにあたっての大きな阻害要因となっており、断固排除しなければなりません。
※ 同和問題とは、日本社会の歴史的過程で形づくられた身分に基づく差別により、国民の一部の人々が長い間、経済
的、社会的、文化的に低位の状態を強いられ、今なお結婚を妨げられたり、日常生活の上で様々な差別を受けるなどの
我が国固有の重大な人権問題です。
「えせ同和行為」の具体例
・高額な図書等物品購入の強要
・寄付金、賛助金、機関紙購読、広告掲載の強要
・講演会、研修会への参加の強要
・下請への参加の強要、名簿購入の強要等
「えせ同和行為」への対応
・終始一貫して、毅然とした態度で断固拒否すること。
・その場しのぎの安易な妥協はしないこと。
・組織全体で対応すること。
・諸機関 (警察、さいたま地方法務局、埼玉弁護士会など) へ相談すること。
関連情報
埼玉県ホームページ(外部リンク)
・埼玉県で作成したPDF版「えせ同和行為対応の手引」が掲載されています。
法務省人権擁護局ホームページ(外部リンク)
・「えせ同和行為実態把握のためのアンケート調査」の結果概要などが掲載されています。