公開日 2017年06月08日
更新日 2017年06月08日
カラスの繁殖期
カラスの繁殖期は、4月から7月ごろまでです。特に人への攻撃は、4月から6月ごろに多くなります。これは、繁殖している成鳥が巣にいるヒナや卵を守ろうとする行動で、ヒナや卵を守ろうと過敏になっているため巣のある付近を通る人の頭上に飛来して威嚇したり、ときには、足で頭をたたいたりします。
カラスの襲撃を避けるためには
繁殖期には、カラスの動きに注意してください。
○巣のある場所が確認できていて、迂回路などの方法があれば、巣の場所を避けて通るようにしてください。
どうしても巣の近くを通らなければならない場合には、帽子をかぶる・傘を差すなどして速やかに通るようにしてください。
○幼稚園や小学生などのお子さまには、近くを通る際には騒いだりしてカラスを刺激するような行為は控えるように教えてあげてください。
○小さなお子さまをお連れになっているときは、保護者の方が気配りをしてください。
○カラスが頭の近くを飛んでくるといった威嚇の行動が見られたら、近くに巣があると思われますのですばやく立ち去ってください。
(カラスの縄張りは巣を中心に半径約20メートルから100メートルといわれています。縄張りから離れると威嚇行動は収まるようです)
○威嚇の行動を無視すると、後方から頭を蹴るといった攻撃をしてきます。(くちばしで突かれることはまずありません)
○警戒している親カラスから離れるときは、なるべく背を向けないようにしてください。
○カラスの襲撃は、ヒナが巣立つまでの間で、およそ1ヶ月くらいです。巣立った後の巣は、再び使用することはないといわれています。
○巣立ちの頃、巣からヒナが落ちることがよくありますが、保護しようとしないでください。親カラスが必死になって襲ってくるからです。
カラスに巣を作らせなくするには
- 樹木の剪定をこまめに行い、見通しをよくすること。
- 巣の材料となりそうな枝を掃除する、ハンガーなどを外に出したままにしない。
- 春先、巣作りを始めたらすぐに巣を撤去する。(ヒナ、卵がない場合は、許可が要りません)
3月ごろから巣作りが始まります。庭木などに巣作りをはじめたら、完成してしまう前に巣を落とすなど早めに対応するとよいでしょう。
※カラスは野鳥なので、「鳥獣保護管理法」という法律により勝手に捕まえることは禁じられています。ヒナや卵がある巣を落とす(撤去する)ことも同じく禁じられています。また、市では、繁殖期に親カラスが人を威嚇する恐れがある場合には、公園の木や街路樹等にある巣を撤去することはありますが、カラスの捕獲は行っておりません。