公開日 2021年06月15日
更新日 2024年03月18日
サクラ等への被害拡大が懸念されています
クビアカツヤカミキリは、海外から日本へ侵入し、生態系等に問題を引き起こすとして、平成30年1月に国が特定外来生物に指定しました。
関東では、埼玉県の他、群馬県、栃木県の利根川沿いの地域や東京都で発生が確認され、県内では、本市をはじめ利根川沿いや県東部の市町などで確認されています。
クビアカツヤカミキリは、サクラやウメ、モモ、スモモなどの主にバラ科の樹木の幹や枝を食い荒らします。被害にあった樹木は枯死してしまう恐れもあり、伐採する必要がある場合もあります。
羽生市内においても、クビアカツヤカミキリによってサクラ等が枯死する被害が出ており、6月から8月にかけて成虫が発生しております。
クビアカツヤカミキリについて
【成虫】
全体的に光沢のある黒色で、首回り(前胸背板)の赤色が特徴。寿命は2週間以上だが、成虫越冬はしない。
6月中旬~8月上旬に現れ、幹等の樹皮の割れ目に産卵する。産卵数が多く、繁殖力旺盛。
【幼虫】
樹木の生木(辺材や心材)を摂食し、フラスを排出しながら、樹体内で2~3年かけて成長し、さなぎとなる。
活動期間は春から秋にかけてであり、この間にフラスが排出される。
【フラス】
フンと木屑が混ざったもの。樹体に幼虫が侵入すると根元などにフラスが溜まる。褐色のカリントウ状で比較的に硬い。
対処法について
成虫を見つけたら踏むなどして退治します。幼虫は、フラスが発生している穴から薬剤(※)を注入して殺虫します。
※園芸用キンチョールE、ウッドスターなど
詳細については「サクラの外来害虫”クビアカツヤカミキリ”被害防止の手引(第5版)[PDF:4.73MB]」をご確認ください。
なお、環境課窓口にて同様の冊子を配布しています。
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