公開日 2022年04月13日
更新日 2022年04月13日
外来植物は、生命力や繁殖力が強く、在来の生態系に大きな影響を及ぼします。
自宅の庭先などで見かけた際は、下記のことの注意のうえ、駆除にご協力をお願いします。
駆除作業の際は、ケガ防止のため、手袋や長袖の服を着用するなど、なるべく肌を露出せず作業しましょう。
オオキンケイギク
北アメリカ原産のキク科の多年草で、5月から7月に、高さ30~70センチメートル、直径5~7センチメートルほどの黄色い花を咲かせます。道端や空き地、河川敷などで見られ、繁殖力が強く、在来の植物の生態系等に大きな影響を与えております。
「キバナコスモス」と見た目がよく似ていることから誤って栽培されている場合がありますが、特定外来生物に指定されており、飼育・栽培、運搬等が規制されています。
駆除方法
1.丁寧に抜き取ってください。刈取りを行う場合は、残された根や茎から容易に再生するため、完全に駆除するためには抜き取りと組み合わせる必要があります。
2.駆除したオオキンケイギクは、種が風などにより飛散することを防ぐため、厳重にビニール袋等で密閉し、天日にさらして枯れさせるなどの処置を行い、可燃ごみとして収集日に出してください。
オオキンケイギクの花 | オオキンケイギクの葉 | (参考) キバナコスモスの葉 |
ナガミヒナゲシ
ヨーロッパ地中海原産の1年草で、4月から6月に、高さ20~60センチメートル、直径3センチメートルほどの淡いオレンジ色の花を咲かせます。道端や空き地などの日当たりの良い場所でみられ、繁殖力が強く、一個体から100個の実をつけることもあるので、最大で一個体から15万粒の種子が生産されます。
また、他の植物の育成を妨げる成分を含んだ物質を根から出すことから、在来の植物の生態系等に影響を及ぼすことが危惧されております。
駆除方法
ナガミヒナゲシは、未熟な種子にも発芽力があるため、開花後の刈り取りは、かえって分布を広げることになるため、種ができる前に抜き取り、ビニール袋に密封して可燃ごみとして収集日に出してください。
種ができている場合は、種が飛ばないよう十分注意して駆除してください。
ナガミヒナゲシの花 | ナガミヒナゲシの実 |
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