公開日 2024年12月10日
感震ブレーカーとは
一般的なブレーカーは、漏電には対応していますが、地震による火災対策には対応していません。
感震ブレーカーとは、地震の揺れをセンサーが感知し、事前に設定した震度以上の地震が起きた際に、配線用ブレーカーなどを遮断する器具のことです。
工事の必要なタイプのものから、工事が不要で簡易に設置できるタイプのものがあり、ご家庭の状況によって使い分けることが可能です。
ご家庭に設置することで、住宅火災を未然に防ぐだけでなく、延焼防止にもなり、地震による電気火災対策として効果的です。
【内閣府・消防庁・経済産業省】感震ブレーカーについて[PDF:276KB]
感震ブレーカーの種類と特徴
タ イ プ |
コンセントタイプ | 簡易タイプ | 分電盤タイプ | ||
---|---|---|---|---|---|
特定機器遮断型 | 一括遮断型 | 内蔵型 | 後付型 | ||
画像イメージ |
埋込式・タップ式 |
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特徴 |
内蔵されたセンサーが揺れを検知し、設置したコンセントからの通電を遮断 |
センサーが揺れを検知し、疑似漏電を発生させブレーカーを切ることで通電を遮断 |
ばねの作動やオモリの落下によりブレーカーを切ることで、通電を遮断 |
内蔵されたセンサーが揺れを検知し、主幹ブレーカーを切って通電を遮断 |
分電盤に感震センサーを後付。分電盤に漏電ブレーカーが付帯している場合に設置可能 |
遮断範囲 |
選択した機器 |
屋内全ての電気供給 |
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価格 |
約5,000円~2万円 | 4,000円程度 |
約5万円~8万円 (標準的なもの)
|
約2万円 | |
設置工事 |
製品による |
不要 |
必要 |
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遮断までの時間 |
なし |
製品によって異なる |
あり(3分程度) |
非常用照明器具を用意しましょう
地震時に自動で電気が遮断されることで通電火災を防ぐことはできますが、夜間の場合は、移動が困難となります。
感震ブレーカーの種類によっては、電気遮断までの時間を設定できるものもありますが、即座に電気を遮断するタイプの場合は、懐中電灯やLEDランタン、ヘッドライトなどの非常用照明器具を別途用意すると安心です。
関連リンク
- 経済産業省【感震ブレーカーの普及啓発】(外部サイトにリンクします)
- 総務省消防庁【感震ブレーカーの普及啓発に向けた会議】(外部サイトにリンクします)
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