令和7年市長の年頭ごあいさつ

公開日 2025年01月06日

先憂後楽(せんゆうこうらく)

 

 市民の皆様、明けましておめでとうございます。皆様には輝かしい令和7年の新春を健やかにお迎えのことと、心からお慶び申し上げます。
 また、旧年中は、市政の推進に深いご理解と温かいご支援をいただき、心から感謝申し上げます。
 昨年は市制施行70周年の記念すべき年でした。一年を通じて記念事業を開催し、市を挙げて祝い、先人の功績をたたえるとともに、羽生市のさらなる発展に市民の力を結集しようと誓いを新たにいたしました。
 一方、昨年後半の衆議院議員総選挙やアメリカ大統領選挙などにより社会情勢は大きく変化しています。国内の景気は緩やかに回復しているとはいうものの、物価上昇やアメリカの今後の政策動向、中東情勢の影響等も懸念され、世界は混とんとした、先行き不透明な状況が続いています。
 そこで私は今年の書を「先憂後楽」といたしました。「天下の憂いに先立ちて憂い、天下の楽しみに遅れて楽しむ」という意味です。つまり、「リーダーは人々よりも先んじて世の中を良くするために必要な課題を憂慮して問題を取り除き、世の中の人々の生活が楽になってから最後に自分の人生を楽しみなさい」ということです。この言葉を胸に、市政に関する多くの課題やこれから起こるであろう諸問題を、社会経済の動きとともに捉え、その解決に向けて丁寧かつ迅速に取り組み、市民生活の向上、そして羽生市の発展を追求し続けてまいります。また、皆さんにとっても先に心配事をなくしておけば、後で楽しくなれると思います。
 さて、昨年は、「こどもまんなか羽生」を目指した「羽生市こども家庭センター」や病児保育室「はねの家」の設置をはじめとする子育て支援の充実、北部幹線(羽生外野栗橋線バイパス)の開通による道路ネットワークの強化、行田羽生資源環境組合の新ごみ処理施設の整備運営事業者の決定、バーガーフェスやバーガー給食、キヤッセバーガー開店をはじめとする「ハンバーガーのまち」としての地域活性化の推進など、関係各位のご協力により、多くの事業を実施することができました。そして、これまでの取組が実を結び、羽生市は、東洋経済新報社の住みよさランキング2024で2年連続県内第5位という高評価をいただくことができました。改めて市民の皆様に感謝申し上げます。
 本年も、「農商工をはじめ、すべてが発展し、人が集まるまち」を目指し、羽生市をテーマとするすべてのヒト・モノ・コトをつなげ、市政発展の好循環を生み出し続けます。そのため、雇用と税収の確保のための企業誘致の推進、妊娠・出産・子育ての各段階に応じた切れ目ない伴走型支援のさらなる充実などにも着実に取り組んでまいります。そして4月には井泉小学校・三田ヶ谷小学校・村君小学校の再編成による羽生東小学校が開校、第6・第7保育所の統合によるいわせ保育所が開所します。これまでの伝統と実績を継承しながら、新たな歴史をつくってまいります。
 今後も、「次世代に引き継ぐ、次世代に誇れるまちづくり」を進めるため、現状に立ち止まらず常に挑戦をし続け、10年後、20年後を見据えた未来志向の施策を展開いたします。そして、「誰もが幸せを感じる、住み続けたいまち 羽生」の実現に向け、全力で市政運営に取り組んでまいりますので、市民の皆様の、市政に対するより一層のご支援とご協力を賜りますようお願いいたします。
 本年が皆様にとりまして、明るく希望に満ちた一年になりますことを心からお祈り申し上げ、私の年頭の挨拶といたします。

 羽生市長 河田 晃明 

 

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