発達障がい

公開日 2025年03月27日

更新日 2025年03月28日

発達障がいとは

 発達障害者支援法では、発達障がいを「自閉症、アスペルガー症候群その他の広汎性発達障害、学習障害、注意欠陥多動性障害その他これに類する脳機能障害であってその症状が通常低年齢において発現するもの」と定義しています。

 発達障がいのある人は、他人との関係づくりやコミュニケーションなどがとても苦手ですが、優れた能力が発揮されている場合もあり、周りから見てアンバランスな様子が理解されにくい障がいです。発達障がいの人たちが個々の能力を伸ばし、社会の中で自立していくためには、こどものうちからの「気づき」と「適切なサポート」、そして、発達障がいに対する理解が必要です。

発達障がいの種類と特徴

発達障がいは、複数の障がいが重なって現れることもあります。また、障がいの種類や程度、年齢(発達段階)、生活環境などによっても症状は違ってきます。発達障がいは多様であることをご理解ください。

広汎性発達障害

コミュニケーション能力や社会性に関連する脳の領域に関係する発達障がいの総称です。自閉症、アスペルガー症候群のほか、レット症候群、小児期崩壊性障害、特定不能の広汎性発達障害を含みます。

自閉症

「言葉の発達の遅れ」「コミュニケーションの障がい」「対人関係・社会性の障がい」「パターン化した行動、こだわり」などの特徴をもつ障がいです。最近では、自閉症スペクトラムと呼ばれることもあります。

アスペルガー症候群

広い意味での「自閉症」に含まれる一つのタイプで、「コミュニケーションの障がい」「対人関係・社会性の障がい」「パターン化した行動、興味・関心のかたより」があります。自閉症のように、幼児期に言葉の発達の遅れがないため、障がいがあることが分かりにくいのですが、成長とともに不器用さがはっきりすることが特徴です。

注意欠陥多動性障害(AD/HD)

「集中できない(不注意)」「じっとしていられない(多動・多弁)」「考えるよりも先に動く(衝動的な行動)」などを特徴とします。

学習障害(LD)

全般的な知的発達に遅れはないのに、聞く、話す、読む、書く、計算する、推論するなどの特定の能力を学んだり、行ったりすることに著しい困難を示すさまざまな状態をいいます。

トゥレット症候群(TS)

多種類の運動チック(突然に起こる素早い運動の繰り返し)と一つ以上の音声チック(運動チックと同様の特徴を持つ発声)が1年以上にわたり続く重症なチック障がいで、このような運動や発声を、本人はそうするつもりがないのに行ってしまうのが特徴です。

吃音(症)

音の繰り返し、ひき伸ばし、言葉を出せずに間があいてしまうなど、一般に「どもる」と言われる話しかたの障がいです。

相談窓口

発達障がいがある場合、早めに気づき、適切な療育(※)につなぐことで、社会に適応する能力を身につけ、様々な能力を伸ばしていくことができます。もし、気になることがあるときは、下記にご相談ください。
※療育・・・障害のある子どもに対し、身体的・精神的機能の適正な発達を促し、日常生活及び社会生活を円滑に営めるようにするために行う、それぞれの障害の特性に応じた福祉的、心理的、教育的及び医療的な援助のこと。

埼玉県発達障害総合支援センター新しいウィンドウで外部サイトを開きます

発達障がいの支援ができる人の人材の育成や、親への支援、地域の支援機関への助言、県民からの相談に応じるなど、発達障害のあるこどもや保護者の方が、日常生活で必要な支援が受けられる地域づくりを目指しています。
主に発達障がいのある18歳以下のこどもとそのご家族、地域の支援機関が対象です。

埼玉県発達障害者支援センター「まほろば」新しいウィンドウで外部サイトを開きます

発達障がいのある19歳以上の方とそのご家族、地域の支援機関の相談支援や就労支援、各種研修などを行っています。

市社会福祉課

障がいの種別や年齢に関わらず、障害者手帳の取得、各種福祉サービスの利用等、障がい全般に関する相談をお受けし、必要に応じ県や福祉事務所、障がい福祉サービス事業所等と連携を図ります。

サポート手帳

埼玉県では、発達障がいのある方が、乳幼児期から成人期に至るまで一貫した支援が受けられたり、様々な生活場面で障がいの特性を適切に理解してもらえたりするよう「サポート手帳」を作成しています。

成育歴や相談歴などを綴じ込む相談支援ファイルと、医療機関受診などの生活場面で適切な配慮が得られるよう、障害特性や配慮が必要な点を記載するサポートカードで構成されています。

希望する方には、社会福祉課の窓口で配布しています。
また、埼玉県のホームページ「サポート手帳」新しいウィンドウで外部サイトを開きますからもダウンロードすることができます。

埼玉県発達障害ペアレントメンター事業

ペアレントメンターとは埼玉県とさいたま市が各種研修を行い養成した人材で、発達障害のある子どもを育ててきた経験を活かし、専門家とは違った視点で、発達障害のある子の子育てに悩まれている保護者の方の話を聴いたり、情報提供を行うなど「同じ立場の保護者による保護者(家族)支援」を行っています。

詳しい事業内容等については、埼玉県のホームページ新しいウィンドウで外部サイトを開きますからご確認ください。

関連リンク

国立障害者リハビリテーションセンター「発達障害情報・支援センター」新しいウィンドウで外部サイトを開きます

発達障害ナビポータル 国が提供する発達障害に特化したポータルサイト新しいウィンドウで外部サイトを開きます

政府広報オンライン「発達障害って、なんだろう?」新しいウィンドウで外部サイトを開きます

政府広報オンライン「大人になって気づく発達障害 ひとりで悩まず専門相談窓口に相談を!」新しいウィンドウで外部サイトを開きます

 


 

 

お問い合わせ

健康福祉部 社会福祉課
住所:埼玉県羽生市東6丁目15番地
TEL:048-561-1121
FAX:048-560-3073