人権(じんけん)ってなんだろう?

公開日 2024年04月01日

更新日 2024年04月01日

 

 皆(みな)さんは、人権(じんけん)について考(かんが)えたことはありますか?
 わたしも、あなたも同(おな)じひとつの命(いのち)をもった人間(にんげん)です。
 「人権(じんけん)」とは、人(ひと)が人(ひと)らしく、お互(たが)いを認(みと)め合(あ)い、大切(たいせつ)にされて生(い)きる権利(けんり)のことです。
 知(し)らないうちに、誰(だれ)かを傷(きず)つけ、人権(じんけん)を侵害(しんがい)してはいませんか?
 みんなが笑顔(えがお)で暮(く)らしていけるよう、お互(たが)いの違(ちが)いや多様性(たようせい)を認(みと)め合(あ)いましょう!

 

女性(じょせい)の人権(じんけん)

 「男(おとこ)は仕事(しごと)、女(おんな)は家庭(かてい)」、「育児(いくじ)や介護(かいご)は女(おんな)の仕事(しごと)」など、男(おとこ)の人(ひと)と女(おんな)の人(ひと)の役割(やくわり)を固定的(こていてき)にとらえる意識(いしき)が、今(いま)も残(のこ)っています。
 このことが、家庭(かてい)や職場(しょくば)において、いろいろな男女差別(だんじょさべつ)が起(お)こってしまう原因(げんいん)になっています。
 また、夫(おっと)やパートナーからのドメスティック・バイオレンス(暴力(ぼうりょく)や、セクシュアル・ハラスメント(性的(せいてき)いやがらせ)も女性(じょせい)の人権(じんけん)問題(もんだい)です。

 

高齢者(こうれいしゃ)の人権(じんけん)

 家族(かぞく)や介護(かいご)する人(ひと)が、高齢者(こうれいしゃ)に対(たい)して、身体的(しんたいてき)・精神的(せいしんてき)虐待(ぎゃくたい)、財産(ざいさん)を無断(むだん)で処分(しょぶん)するなどの経済的(けいざいてき)虐待(ぎゃくたい)が、問題(もんだい)になっています。
 高齢者(こうれいしゃ)が、いきいきと暮(く)らせるように、高齢者(こうれいしゃ)を大切(たいせつ)にする心(こころ)を育(そだ)てましょう。

 

同和問題(どうわもんだい)(部落差別(ぶらくさべつ)

 同和問題(どうわもんだい)は、日本(にほん)の社会(しゃかい)の歴史的過程(れきしてきかてい)で形(かたち)づくられた身分差別(みぶんさべつ)の問題(もんだい)です。
 同和地区(どうわちく)に生(う)まれ育(そだ)ったことを理由(りゆう)に、結婚(けっこん)や就職(しゅうしょく)の時(とき)に身元調査(みもとちょうさ)をされたり、インターネットに差別的(さべつてき)(か)き込(こ)みをされるなどの人権問題(じんけんもんだい)が発生(はっせい)しています。
 私(わたし)たち一人(ひとり)ひとりが、同和問題(どうわもんだい)について、正(ただ)しい知識(ちしき)を身(み)につけ、偏見(へんけん)や差別(さべつ)を許(ゆる)さない行動(こうどう)をとることが大切(たいせつ)です。

 

性的少数者(せいてきしょうすうしゃ)の人権(じんけん)

 「自分(じぶん)の性別(せいべつ)は?」どのように認識(にんしき)していますか?かならずしも男女(だんじょ)に当(あ)てはまらない場合(ばあい)もあります。また、「好(す)きになる性(せい)」もさまざまな形(かたち)があります。
 誰(だれ)もが、ありのままで受(う)け入(い)れられ、自分(じぶん)らしく生(い)きることができる社会(しゃかい)を実現(じつげん)させるためには、まず相手(あいて)を正(ただ)しく理解(りかい)し、偏見(へんけん)や差別(さべつ)をなくす必要(ひつよう)があります。

 

(しょう)がいのある人(ひと)の人権(じんけん)

 障(しょう)がいのある人(ひと)に対(たい)して、正当(せいとう)な理由(りゆう)なく、障(しょう)がいを理由(りゆう)に、サービスの提供(ていきょう)を拒否(きょひ)したり、制限(せいげん)するなどの条件(じょうけん)をつけることは、不当(ふとう)な差別的(さべつてき)取扱(とりあつか)いにあたります。
 障(しょう)がいの有無(うむ)によって、分(わ)け隔(へだ)てられることなく、助(たす)け合(あ)い、共(とも)に生(い)きる社会(しゃかい)を目指(めざ)し、理解(りかい)を深(ふか)めていくことが必要(ひつよう)です。

 

外国人(がいこくじん)の人権(じんけん)

 日本(にほん)にいる外国(がいこく)の人(ひと)たちが、年々(ねんねん)(ふ)えています。人種(じんしゅ)・言語(げんご)・宗教(しゅうきょう)・習慣(しゅうかん)(とう)の違(ちが)いから、職場(しょくば)や学校(がっこう)、地域社会(ちいきしゃかい)などの場(ば)において、さまざまな偏見(へんけん)や誤解(ごかい)などにより、外国人(がいこくじん)に対(たい)する人権侵害(じんけんしんがい)が問題(もんだい)になっています。外国人(がいこくじん)も日本人(にほんじん)も同(おな)じ地域(ちいき)で暮(く)らす一員(いちいん)としてお互(たが)いを認(みと)め合(あ)い、理解(りかい)することが大切(たいせつ)です。

 

(こ)どもの人権(じんけん)

 学校(がっこう)での「いじめ」や「仲間(なかま)はずれ」、「不登校(ふとうこう)」、「子(こ)どもへの虐待(ぎゃくたい)」など、子(こ)どもの人権(じんけん)を侵害(しんがい)するような問題(もんだい)があります。
 子(こ)どもも、大人(おとな)と同(おな)じ、一人(ひとり)の人間(にんげん)として尊重(そんちょう)され、守(まも)られなければなりません。

 

インターネットによる人権侵害(じんけんしんがい)

 インターネットで、特定(とくてい)の個人(こじん)のプライバシーに関(かん)する情報(じょうほう)を無断(むだん)で掲載(けいさい)することや、悪口(わるぐち)や差別(さべつ)を広(ひろ)めることにつながる情報(じょうほう)を書(か)き込(こ)むなど、インターネットを悪用(あくよう)した行為(こうい)は人権侵害(じんけんしんがい)につながります。
 ルールやモラルを守(まも)って、インターネットを利用(りよう)することが大切(たいせつ)です。

お問い合わせ

総務部 人権推進課
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