公開日 2009年06月01日
更新日 2024年07月02日
子どもへの虐待が大きな社会問題となっています。
子どもへの虐待は、身体的な苦痛を与えるばかりではなく、心に傷が残り、大人になってからも精神面で深刻な影響が現れる場合があります。
羽生市では、児童相談所や警察、医療機関などの関係機関と協力をして、虐待から子どもを守る取り組みに努めています。
地域の皆様も一体となり、子どもを守るため、より一層のご協力をお願いします。
「虐待かも」と思ったら189(いちはやく)~全国共通ダイヤルへ~
189にかけると
(1)固定電話からかけた場合
発信した電話の市内局番等から管轄の児童相談所へ転送されます。
特定できない場合、ガイダンスに沿って発信者にお住いの地域情報を入力してもらうことで、
管轄の児童相談所につながります。
(2)携帯電話から発信した場合
コールセンターにおいてオペレーターがお住いの地域情報を聞き取り、管轄の児童相談所につながります。
※羽生市の管轄は、【熊谷児童相談所】になります。
そのほかの連絡先
羽生市こども家庭課 048-561-1121(内線192)
羽生市家庭児童相談室 048-562-4400
埼玉県熊谷児童相談所 048-521-4152
埼玉県虐待通報ダイヤル #7171
羽生警察署 048-562-0110
ご連絡いただく前に
下記の情報を可能な限り教えてください。
ご連絡は匿名ですることができます。
子どもや家族のについて | 名前、年齢、性別、住所、きょうだい、所属(学校や保育園など) |
---|---|
場所 | 住所や目印など 例)近くに〇〇がある家、アパートの右から3番目の部屋 |
虐待の状況 心配している状況 |
日時、回数、見たり聞いたりした状況 例)いつ 誰が どこで どんなことが あったのか いつ 誰が 誰から どんなことが あったのかを 聞いたのか |
連絡をした場合の市の対応
48時間以内に家庭訪問などを行い、子どもの安全確認をします。
どのようなことが虐待なの?
虐待は、子どもの心身を傷つけ、健やかな成長や発達を損なう極めて重大な人権侵害です。
虐待の種類は次の4種類です。
身体的虐待
子どもに傷跡が残ったり、体に苦痛を与えること など
※2歳以下の子どもは、首を前後にゆさぶられることで、頭蓋内出血や脳の断裂を起こすことがあります。
性的虐待
性的行為の強要、性器や性交を見せる、ポルノグラフティの被写体にする など
ネグレクト(育児放棄)
子どもを家に残したまま、たびたび外出をする、病気になっても病院に連れて行かない など
子どもの成長・発達のために必要な衣食住の世話をしないでほっておくことをいいます。
心理的虐待
ひどい言葉や拒否的な態度をすること、子どもの前で夫婦喧嘩をすること など
暴言や長時間の叱責など子どもの心を傷つけることをいいます。
なぜ虐待が起きるの?
児童虐待はさまざまな問題が絡み合って発生するといわれています。
(以下にあるものは、児童虐待が発生するリスクが高くなる事項であり、必ず虐待が発生するものではありません)
保護者の状況
・育児不安が強い
・病気や疾患を抱えている
・虐待されて育っている
子ども自身の問題
・こだわりや意思が強い、かんしゃくが激しい
・発育の遅れや疾患
環境の要因
・経済的に困窮している
・不安定な夫婦関係
・地域から孤立している
地域の皆様ができること
まず相談、連絡を
虐待を疑われる子どもを発見したときは、一人で悩まずに児童相談所か市役所へ連絡をしてみましょう。
虐待ではなくても大丈夫
虐待の判断は、児童相談所や市役所がします。虐待の事実がなくても責任を問われることはありません。
匿名で連絡できます
児童相談所や市役所は、守秘義務があります。誰が相談したのか、どのようなことを相談したのかなどの情報は、固く守られます。
その一言で救われる親子がいます
現在の社会情勢は、核家族化の進展や関係の希薄化から子育てが孤立となりがちになっています。
そんな中、地域の方のちょっとした一声で相談ができたり、悩みについて共感してもらえたら…
地域一体となって、みんなで未来を創る子どもたちの成長を支えていきましょう。
自分自身の子育てが虐待ではないかと悩んでいる方へ
日頃、子育てをする中で不安や悩みは尽きることはありません。
相談しようという勇気が解決への第一歩です。
一緒に解決に向け、考えていきましょう。
【お問合せ先】
健康福祉部 こども家庭課
TEL :048-561-1121(内線192)
FAX :048-563-4581
E-Mail:kodomo@city.hanyu.lg.jp