公開日 2018年03月01日
更新日 2023年09月08日
技能労働者の確保・育成のためには、適切な賃金水準の確保などによる処遇改善が重要であり、国土交通省が適用している公共工事設計労務単価は、平成25年度以降引き上げが行われており、令和5年3月から適用する同単価についても、令和4年3月から適用される公共工事設計労務単価と比較すると、全国平均で5.2パーセントの上昇となったところです。
適正な賃金の支払いについて
本市において、最新の公共工事設計労務単価(新労務単価)などを速やかに適用し、予定価格を設定するよう努めていおります。受注者におかれましては、契約した公共工事などを適正に実施するとともに、下請契約を締結する場合は、下請負人に使用される技術者、技能労働者などの賃金、労働時間その他の労働条件などが適正に整備されるよう、適正な額の請負金額による下請契約の締結に努め、技能労働者への適切な賃金の支払を要請するなど特段の配慮をお願いします。
社会保険への加入及び法定福利費の適切な支払いの徹底について
新労務単価も引き続き、技能労働者が社会保険等に加入するために必要な社会保険料相当額が勘案されているほか、事業主が負担すべき法定福利費についても、適切に予定価格に反映されるよう措置されていることから、受注者におかれましては労働者に対する社会保険料を適切に含んだ額の賃金を支払うとともに、社会保険等に加入させるようお願いします。 また、下請契約を締結する場合は、受注時の適正な法定福利費(社会保険料の事業主負担分および本人負担分)相当額を含んだ額により下請契約を締結し、同様の対応を行うよう下請業者へ指導してください。
建設業フォローアップ相談ダイヤルについて
国土交通省では、以上の取組状況の実態を把握するとともに、技能労働者の適正な賃金水準確保の円滑化等建設業の総合的な相談窓口として、「建設業フォローアップ相談ダイヤル」を開設しておりますのでご活用ください。
関連ファイル
【参考】
「社会保険の加入に関する下請指導ガイドライン(外部サイト)」