公開日 2024年10月09日
羽生の獅子舞
獅子頭を被っておどる民俗芸能のことです。「村内安全」、「護国豊穣」、「無病息災」などを祈ることを目的としています。
羽生市では上村君・桑崎・下手子林の3団体が獅子舞保存会を結成して活動をしており、市指定無形民俗文化財に指定されています。羽生市内には過去に尾崎地区などで行われてきましたが、活動する団体が減少し、現在の3団体となりました。各団体の活動に興味がありましたら各団体または郷土資料館までご連絡ください。
上村君の獅子舞
戦国時代末期の元亀・天正年間(1570~1592)に羽生城の救援に訪れた上杉謙信が将兵の士気を鼓舞するため、上野国(現在の群馬県)からささら舞師を呼んではじめられたという伝承があります。
獅子舞は避来矢(ひらいし)神社と雷電神社で奉納されています。現在は7月14日に近い土曜日または日曜日に実施されています。
桑崎の獅子舞
利根川の洪水の際に獅子頭が流れついたのが起こりであるとの伝承があります。
獅子舞は桑崎三神社で、毎年1月1日と十五夜(旧暦の8月15日、現在の9月中旬)に近い日曜日に奉納しています。
「埼玉わびさび和文化を応援」で桑崎の獅子舞が紹介されています。
下手子林の獅子舞
来歴は不明ですが、豊武神社の社史によると、笹良新田という獅子舞にちなんだ耕地があることから、古来から子孫代々伝わったものとされています。
獅子舞は豊武神社と観音堂合同祭である秋祭りで奉納されています。現在は9月の第2土曜日に実施されています。