公開日 2024年11月01日
更新日 2024年11月01日
キャッチアップ接種について
子宮頸がん予防(HPV)ワクチンの接種の積極的な勧奨が差し控えられていた平成25年から令和3年までの間に、定期接種の対象であった方々の中には、ワクチン接種の機会を逃した方がいます。
そうした方にも公平な接種機会を確保する観点から、時限的に、従来の定期接種の対象年齢を超えて接種を実施しています。
HPVワクチンは合計3回の接種が必要です。標準的なスケジュールでは、約半年かかりますが、今年の11月までに1回目の接種をすれば、公費負担が終了となる令和7年3月までに3回の接種を完了することが可能です。 最短4か月で完了することもできます。
※高校1年生相当(平成20年度生まれ)の方の公費負担による接種期間も令和7年3月31日までですので、ご注意ください。
詳しい情報は、厚生労働省のホームページをご覧ください。
■厚生労働省ホームページ「ヒトパピローマウイルス(HPV)ワクチンの接種を逃した方へ~キャッチアップ接種のご案内~」
対象者
次の2つを満たす方
1.羽生市に住民登録があり、平成9年4月2日~平成20年4月1日生まれの女子
2.過去にHPVワクチンの接種を合計3回受けていない(※1)
※1 9価ワクチンの場合、初回接種が15歳未満であれば2回の接種で完了することができます。
実施期間
令和4年4月~令和7年3月31日まで(3年間)
接種費用
対象者が実施期間内に受けた場合は、無料です。それ以外の場合は、自己負担になります。
接種するワクチンの種類・標準的なスケジュール
・公費で接種できるHPVワクチンは3種類あります。それぞれ接種間隔が異なりますので、ご確認ください。また、医療機関によって取り扱っているワクチンが異なる場合がありますので、ご確認ください。
・2023年4月から、シルガード(9価ワクチン)も公費対象になりました。
ワクチンの種類 | 回数 | 一般的な接種スケジュール | その他 |
サーバリックス(2価ワクチン) | 3回 | 1回目 | 2回目と3回目の接種がそれぞれ1回目の1か月後と6か月後にできない場合、2回目は1回目から1か月以上、3回目は1回目から5か月以上かつ2回目から2か月半以上あけます。 |
2回目:1回目から1月の間隔をおいて接種 | |||
3回目:1回目から6月の間隔をおいて接種。 | |||
ガーダシル (4価ワクチン) |
3回 | 1回目 |
2回目と3回目の接種がそれぞれ1回目の2か月後と6か月後にできない場合、2回目は1回目から1か月以上、3回目は2回目から3か月以上あけます。 |
2回目:1回目から2月の間隔をおいて接種 | |||
3回目:1回目から6月の間隔をおいて接種 | |||
シルガード (9価ワクチン) |
3回 | 1回目 |
2回目と3回目の接種がそれぞれ1回目の2か月後と6か月後にできない場合、2回目は1回目から1か月以上、3回目は2回目から3か月以上あけます。 |
2回目:1回目から2月の間隔をおいて接種 | |||
3回目:1回目から6月の間隔をおいて接種 | |||
※ともに、1年以内に接種を終えることが望ましい。 |
・標準的な接種スケジュール(厚生労働省HPより引用)
・無料(公費)で接種可能な最短のスケジュール(令和6年10月以降に接種を開始する場合)
ワクチンの種類 | 接種間隔 |
サーバリックス (2価ワクチン) |
最短5か月で接種完了します。 2回目:1回目の接種から1か月以上の間隔 3回目:1回目の接種から5か月以上の間隔かつ2回目の接種から2か月半以上の間隔 |
ガーダシル (4価ワクチン)
シルガード9 (9価ワクチン) |
最短4か月で完了します。 2回目:1回目の接種から1か月以上の間隔 3回目:2回目の接種から3か月以上の間隔 |
※令和7年3月末までに3回目までの接種を完了できない場合であっても、令和7年3 月末までに行った接種は公費の対象となります。
これまでに、2価または4価のHPVワクチン(サーバリックスまたはガーダシル)を1回または2回接種した方へ
原則として同じ種類のワクチンを接種することをお勧めしますが、医師と相談のうえ、途中から9価ワクチンに変更し、残りの接種を完了することも可能です。この場合にも公費で接種することができます。
接種場所
市内の実施医療機関に予約して接種してください。
※上記の一覧の「ヒトパピローマウイルス」に〇がついている医療機関で接種できます。
※市外の医療機関で接種を受ける場合
契約している埼玉県内の実施医療機関で接種を受けられます。詳細については、接種を希望する医療機関にお問合せいただくか、次のホームページをご覧ください。
■埼玉県住所地外定期予防接種(インフルエンザを除く)相互乗り入れ接種協力医療機関名簿
※市外の契約していない医療機関や県外で接種を受ける場合は、受ける前に市にお問合せください。
持ち物
予診票(個別通知に同封します)、母子健康手帳、保険証、体温計
予防接種の効果と副反応について
主に、子宮頸がん予防の効果が期待できます。
・ワクチンの中には、いくつかの種類のHPVのウイルス成分が含まれており、予防接種を受けることで、これらに対する免疫を獲得できます。体内に免疫ができると、HPVにかかることを防ぐ効果が期待できます。
・ただし、軽い副反応(発熱、疼痛や腫脹などの局所反応)がみられることがあります。また、極めて稀ですが、重い副反応(アナフィラキシー症状、ギラン・バレー症候群、急性散在性脳脊髄炎等)がおこることがあります。接種後30分程度は、特に注意して様子をみるようにしてください。
予防接種による健康被害救済制度について
・定期の予防接種によって引き起こされた副反応により、医療機関での治療が必要になったり、生活に支障がでたりするような障害を残す等の健康被害が生じた場合には、国の審査会にて審議の上、予防接種法に基づく補償を受けることができます。
接種に当たっての注意事項
・体調の良い日に行うことが原則です。本人の健康状態が良好でない場合には、かかりつけ医等に相談の上、接種するか否かを決めてください。また、本人が以下の状態の場合には予防接種を受けることができません。なお、現在、妊娠している方の場合は、接種することに注意が必要な方なので、かかりつけ医とよくご相談ください。① 明らかに発熱(通常37.5℃以上)がある場合
② 重篤な急性疾患にかかっていることが明らかな場合
③ 受けるべき予防接種の接種液の成分によってアナフィラキシーを起こしたことがある場合
④ その他、医師が不適当な状態と判断した場合
⑤ 新型コロナウイルスワクチン接種とは、接種間隔を前後2週間以上あけてください。
その他
対象者の方で転入された場合は、母子手帳をお持ちになり、こども家庭課で予診票を受け取ってください。
HPVワクチンを自費で接種した方に対する償還払い
HPVワクチンを自費で接種した方を対象に償還払い(費用助成)を実施しています。
HPVの償還払いを希望される方は、下記のリンク先をご覧ください。
HPVワクチンに関する情報・相談先一覧
- 接種後に、健康に異常があるとき
→接種を受けた医師・かかりつけの医師、HPVワクチン接種後に生じた症状の診療に関する協力医療機関
※協力医療機関の受診については、接種を受けた医師又はかかりつけの医師にご相談ください - HPVワクチンを含む予防接種、インフルエンザ、性感染症、その他感染症全般についての相談
→厚生労働省 感染症・予防接種相談窓口(050-3818-2242 平日9時~17時) - 上記以外の相談
→県に設置された相談窓口(感染症対策課:048-830-7330) - ワクチン接種前後の不安や疑問についての相談窓口(オンライン)
埼玉県産婦人科医会のページ(HPVワクチン接種に関する 無料オンライン相談を開始します)へのリンク(別ウィンドウで開きます) - 予防接種による健康被害についての補償(救済)に関する相談
→市の予防接種担当部門
資料
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