安心安全な水を供給するため水道料金の値上げをするにあたって

公開日 2023年11月02日

更新日 2024年10月22日

水道事業の現状と課題

①給水人口・使用水量の減少による料金収入の減少
 水道事業は独立採算により、事業費のほとんどを皆さまの水道料金でまかなっています。しかし、人口減少や節水機器の普及などによる水需要の低下により、使用水量は年々減少傾向にあり、水道料金による収入も減少が続いている状況です。

②水道施設の老朽化・耐震化による施設整備費の増大
 浄水場、配水場、水道管などの水道施設は老朽化が進み、漏水や断水の発生件数が増加しています。今後はこれらの施設を計画的に更新する費用が必要です。

 

水道料金の使われ方

 皆さまがお支払いする水道料金100円の使い途です。
 浄水場の施設や水道管を新しくしたり、修繕するコストも含まれています。

水道事業経営の見通し

 現行の料金は、平成4(1992)年以来30年間改定しておらず、このまま継続すると収入減少が続き、令和12(2030)年度には経営が赤字に転落する見通しになっています。 
 また、施設を更新するための補填財源(※1)(一般家庭における貯金)については、令和10(2028)年度に底をつき、現在約42億円となっている借入残高の増加が予測されています。

 

 

※1補填財源…資本的収支の収入不足額の補填のみに用いられる財源で、減価償却費や積立金など、企業内に留保された資金の総称
※2収益的収支…経営活動に伴う料金収入、管路や施設の維持管理費用などの収支
※3資本的収支…管路や施設の新設・更新などの資産形成や借入金などの収支

これまでの経緯

 市の水道事業を将来に渡り安定的に継続していくため、令和5(2023)年8月に水道料金の改定を羽生市水道事業運営審議会に諮問し、3回の審議会を経て、令和5年11月17日に答申を受けました。

 

 

 

お問い合わせ

まちづくり部 水道課
住所:埼玉県羽生市大字下羽生134番地
TEL:048-561-0969
FAX:048-561-0949