公開日 2015年08月10日
更新日 2022年01月14日
下水道の日とは?
「下水道の日」は、1961年(昭和36年)、著しく遅れている日本の下水道の普及(当時の普及率: 6 %)を図る必要があることから、このアピールを全国的に展開するため、当時の下水道を所管していた建設省(現在の国土交通省)、厚生省(現在は環境省に所管変更)と日本下水道協会の前身団体が協議して「全国下水道促進デー」として始まりました。9月10日と定められたのは、下水道の役割の一つである「雨水の排除」を念頭に、台風シーズンである立春から数えて220日が適当であるとされたことによるものです。
日本における近代下水道の基である旧下水道法が制定された1900年(明治33年)から100年を迎え、その記念行事が行われたこと、また、2001年(平成13年)が21世紀のスタートの年にあたることなどから、近年の下水道に対する認識の高まりもあり、この際、より親しみのある名称として「下水道の日」に変更されることになりました。
下水道ってなに?再確認してみましょう!
下水道は普段の生活ではあまり目にすることがなく、その存在を忘れがちです。下水道といってもその種類は様々で、ここでは「公共下水道」について説明したいと思います。公共下水道は主に市街地の下水を排除・処理するため、原則として市町村が管理しています。処理については、個別の終末処理場を持つ単独公共下水道と、処理を流域下水道へ任せる流域関連公共下水道があり、羽生市は前者になります。また、公共下水道は都市計画における市街化区域を対象としています。
生活もしくは事業に伴い発生した汚水は、道路に埋設してある下水管をとおって終末処理場(水質浄化センター)まで運ばれています。その汚水は、さまざまな工程を経てきれいになって河川へ放流されます。下水道はまさに、生活環境を向上させる縁の下の力持ちと言えます。また、これらの施設等を維持管理していくためには多額の費用がかかります。それは、使用者から下水道使用料を徴収することでまかなわれています。